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東京株式(大引け)=166円高、半導体関連など買われ3日続伸も上値重い展開

配信日時:2021/11/15 15:42 配信元:MINKABU
 15日の東京株式市場は朝方から買いが先行し、日経平均は終始プラス圏での推移となった。ただ、2万7900円台後半では戻り売り圧力も意識された。  大引けの日経平均株価は前営業日比166円83銭高の2万9776円80銭と3日続伸。東証1部の売買高概算は11億6341万株、売買代金概算は2兆6394億円。値上がり銘柄数は1054、対して値下がり銘柄数は1029、変わらずは100銘柄だった。  きょうの東京市場は、前週末の米国株市場で主要株指数が揃って上昇したことを受け、リスク選好の流れとなった。米国では10年債利回りが再び上昇傾向にあるものの、企業の好決算を背景にハイテクセクターにも買いが入り全体指数を押し上げている。東京市場では、朝方発表された7~9月のGDP速報値が市場予想を下回る低調な数値となったが、影響は限定的。好調な企業業績を拠りどころに中小型株に値を飛ばすものが相次ぐ展開となった。ただし、大型株の一角は上値が重く、日経平均の上げ幅は限られた。業種別では半導体関連セクターをはじめハイテク株が強く、自動車株も堅調。一方、鉄鋼、海運、空運など景気敏感株に売りが目立った。値上がり銘柄数と値下がり銘柄数がいずれも1000を上回りほぼ拮抗する状況となっている。  個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920.T>が大幅高に買われたほか、東京エレクトロン<8035.T>も商いを伴い上昇。ソフトバンクグループ<9984.T>、ソニーグループ<6758.T>もしっかりした動き。キーエンス<6861.T>が堅調、SMC<6273.T>も買われた。ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765.T>が商いをこなし急伸。このほか、ダブルスタンダード<3925.T>、ブレインパッド<3655.T>、エムアップホールディングス<3661.T>、スノーピーク<7816.T>、マイネット<3928.T>、日本トムソン<6480.T>などストップ高銘柄が相次いだ。  半面、任天堂<7974.T>が冴えず、ファーストリテイリング<9983.T>も軟調。ジェイ エフ イー ホールディングス<5411.T>、ベイカレント・コンサルティング<6532.T>も売りに押された。テモナ<3985.T>、プレサンスコーポレーション<3254.T>、ミルボン<4919.T>などが急落した。 出所:MINKABU PRESS

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