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東証14時 やや上げ幅縮小、ファストリは下落に転じる

配信日時:2021/11/12 14:11 配信元:QUICK
 12日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価はやや上げ幅を縮め、前日比290円ほど高い2万9500円台後半で推移している。主力銘柄には週末を控えた持ち高調整の売りが出ている。もっとも、下値は限られており、午後の値幅(高値と安値の差)は53円程度にとどまっている。

 企業の業績見通しが上向く中で外部環境の好転が支援材料となっている。米中両国は10日に気候変動への対応に関する共同宣言をまとめ、週明けにはオンライン形式の首脳会談を控える。ピクテ投信投資顧問の糸島孝俊ストラテジストは「国内の経済対策への期待感に加え、米中関係をめぐる前向きな動きも日本株には追い風となっている」とみる。

 14時現在の東証1部の売買代金は概算で2兆237億円、売買高は9億4922万株だった。

 DICは上げ幅を拡大している。三井不も一段高。ソフトバンクグループや東エレク、リクルートも高い。一方、ファストリは下落に転じている。オリンパスや楽天グループが売られている。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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