ANAカード(一般カード)のメリット・デメリット!マイルの貯め方を紹介
ANAカード(一般カード)は、マイルを貯められるANAユーザーにぴったりのカードです。この記事ではメリットやデメリットなどの基本的な情報だけでなく、お得なマイルの貯め方も解説します。カード選びの参考にしてみて下さい。
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ANAカード(一般カード)はANAマイルを効率的に貯められる!
ANAカード(一般カード)はANAマイルを効率よく貯められるカード。ショッピングや旅行などでカードを利用するとVポイントが貯まり、1ポイント=1マイルのレートで交換できます。
またANAグループ便に搭乗することでボーナスマイルがもらえたり、ANA航空券を購入することでマイルが還元されたりするのです。このほか旅行に役立つ優待サービスや保険など数々の特典も用意されてます。
ANAカード(一般カード)の7つのメリット
ANAカード(一般カード)のメリットは以下の7つです。
- マイルが貯められる
- 3つのボーナスマイルが獲得できる
- ANA航空券を購入するとマイルが1.0%還元される
- 旅行に役立つ優待サービスが利用できる
- 海外旅行傷害保険が自動付帯される
- Web明細に登録すれば年会費が550円割引される
- スーパーフライヤーズが発行できる可能性がある
カードを最大限活用できるよう、ここでANA Visa一般カードの理解を深めていきましょう。
①マイルを貯められる
ANAカード(一般カード)の還元率は0.5%で、買い物をすると200円につき1ポイントが貯まります。貯めたポイントは1ポイントからマイルに交換できます。
交換レートは通常1ポイントにつき1マイルです。
2倍コースに入ればマイルが2倍に!
ANAカード(一般カード)には、オプションで2倍コースがあります。2倍コースに登録すると、1ポイントの交換レートが2マイルになります。
ただし、2倍コースは6,600円の年会費が必要です。ポイントのマイルへの交換タイミングは、自分で決められるため、交換のタイミングで2倍コースへ切り替えると良いですね。
マイル移行手続きには「自動移行コース」と「都度移行コース」の2つがあります。自動移行コースにしてしまうと、毎月勝手にポイントがマイルに移行されてしまうので、2倍コースにしてからマイルに移行したい人は、都度移行コースに設定しておきましょう。
ANAカードマイルプラス加盟店ならマイルが2倍に!
ANAカードマイルプラス加盟店なら、Vポイントとは別に100円あるいは200円ごとに1マイル獲得可能。つまり、最大でマイルを通常の2倍貯められることになります。
ANAカードマイルプラス加盟店は、以下のように幅広いジャンルのお店が含まれています。
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提携ホテル
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ANA FESTA
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スターバックス
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セブンイレブン
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高島屋
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ENEOS電気・都市ガス など
店舗によってはApple PayやGoogle Pay、iD決済、QUICPayにも対応しているので、お好みの方法で支払えます。
ANA FESTSAとは全国のANA就航空港に入っているお土産ショップです。
②3つのボーナスマイルが獲得できる
ANAカード(一般カード)は、3つのボーナスマイルを獲得できます。
ANA便搭乗ごとにもらえるボーナスマイルは、「区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率」の10%分です。
ただし航空券の便名がANA便名であっても、国際線の他社運航によるコードシェア便は対象外となります。
カードを持っているだけで、毎年1,000マイルもらえるのはお得ですよね。
③ANA航空券を購入するとマイルが1.0%還元される
ANAウェブサイトで、ANAカード(一般カード)を使ってANA航空券を購入すると、200円につき1ポイントと1マイルが還元されます。つまりマイルの還元率が1.0%になるのです。
ANAカードマイルプラス加盟店ではないお店での購入の場合は、サービス対象外になります。加盟店であるANAウェブサイトでの購入がおすすめです。
2倍コースであれば、1.5%のマイルが還元されます。
④旅行に役立つ優待サービスが利用できる
ANAカード(一般カード)を発行すると、以下のお店やサービスを割引料金で利用できます。
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空港内免税店
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高島屋SHILLA&ANA
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国内線・国際線の機内販売
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成田空港でのパーキング料金
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空港内店舗「ANA FESTA」
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ショッピングサイト「ANAショッピング A-style」
空港や飛行機の中で使えるサービスであるため、カードを忘れないようにしましょう。
割引率は5%から10%の店舗がほとんどです。
⑤海外旅行傷害保険が自動付帯される
ANAカード(一般カード)を持っているだけで、最高1,000万円補償の海外旅行傷害保険が付帯されます。
ただし条件によって、補償範囲や補償金額は変わってきます。心配な人は、海外旅行に行く前に事前に公式サイトで確認しておきましょう。
国内航空傷害保険も自動付帯
国内線に搭乗中、あるいは飛行場構内でケガをした場合に補償される「国内航空傷害保険」も自動で付帯されます。最高金額は1,000万円です。
ただし、国内旅行中の事故時に補償される「国内旅行傷害保険」は付帯されません。
国内旅行傷害保険もないと不安という人は、付帯されている別のクレジットカードも発行しましょう。
⑥Web明細に登録すれば年会費が550円割引される
Web明細を利用すると、翌年度以降の年会費が550円安くなります。明細書を紙で発行する必要がない方は、Web明細に登録して年会費を割引してもらいましょう。
Web明細への登録はカード発行時か、カード発行後にVpassから行いましょう。
マイ・ペイすリボはおすすめしない
マイ・ペイすリボに設定すると、年会費はさらに割引されます。マイ・ペイすリボとは買い物での1回払いが、自分で設定した金額に分割され、自動でリボ払いになるサービスです。
リボ払いの手数料は15%かかるため、年会費の安さを目的にしたマイ・ペイすリボへの申し込みはおすすめしません。
MONEY BEST 編集部 佐藤(50)のコメント
リボ払いはよっぽどの理由がない限りは、利用しないことをおすすめします。
⑦スーパーフライヤーズを発行できる可能性がある
フライト利用が多い方は、付与されるポイントに応じてスーパーフライヤーズカードを発行できる可能性があります。スーパーフライヤーズカードとは、ANAの上級会員向けのサービスを受けられるカードのこと。
スーパーフライヤーズカードの主な特典は、以下のとおりです。
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国内線・国際線のラウンジ使用
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プレミアムメンバー専用デスクで問い合わせ可能
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座席クラスのアップグレード
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国内線の先行予約
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国内線の座席指定を優先
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搭乗やチェックインカウンター、手荷物受け取りの優先
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ボーナスマイルの獲得マイル数アップ
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国内・海外旅行保険の補償額アップ
スーパーフライヤーズカードを発行すると数々の特典を得られるため、普段の旅行がより快適になります。
スーパーフライヤーズカードを発行するためには、ANAグループ便に搭乗した際にマイルとは別に貯まるプレミアムポイントを貯める必要があります。
ANAカード(一般カード)の2つのデメリット
ANAカード(一般カード)のデメリットは以下の2つです。
- 2倍コースに入会すると年会費が高額になる
- 基本ポイント還元率は0.5%と低い
カードを発行して後悔しないように、注意点も事前に確認しておきましょう。
①2倍コースに入会すると年会費が高額になる
2倍コースに登録するには、通常の年会費2,200円にプラスして、年会費6,600円が必要です。合計すると8,800円の年会費が必要になり、一般カードの年会費にしては高額。
一般カードでマイルを貯めるために高額な年会費を支払う必要があるのか、よく検討しましょう。
他社では1万円ほどで手に入れられるゴールドカードもあります。
②基本ポイント還元率は0.5%と低い
ANAカード(一般カード)の基本のポイント還元率は0.5%と低めの設定です。2倍コースに入れば還元率は1.0%までアップしますが、その分年会費は高くなります。
ANAグループ便をあまり利用しない人は、更にお得に感じるカードが他で見つかるでしょう。
年会費無料でポイント還元率が常に1.0%を超えるカードも、世の中には複数あります。
ANAカード(一般カード)の申し込み方法
ANAカード(一般カード)の申し込み方法は次の3ステップです。
- 申し込み・支払い口座の設定
- 審査
- 発行
カード発行の手順を確認して、スムーズに申し込めるようにしましょう。
STEP1.申し込み・支払い口座の設定
申し込みをする際は、間違いがないよう丁寧に情報を入力しましょう。支払い口座の設定が必要となるため、手元にキャッシュカードや通帳などがあるとスムーズです。
またキャッシング枠を希望すると審査が厳しくなるため、発行に時間がかかります。できる限り0円で申し込みましょう。
STEP2.審査
ANAカード(一般カード)の審査は、最短3日で完了します。支払口座の設定が済んでいなかったり、申し込み内容に不備があったりすると、それ以上時間がかかる場合もあります。
審査状況を知りたい人は、公式サイトから確認しましょう。申し込み番号は、申し込み完了後にメールで通知が届いているはずです。
STEP3.発行
カードが届くのは、早くても申し込みから約1週間後です。カードを受け取る際に、本人確認書類が必要な場合があります。
運転免許証やパスポートなどを用意しておきましょう。
ANAカード(一般カード)のよくある質問
ANAカード(一般カード)に関してよくある質問を3つご紹介します。
- ANAカードの2枚持ちはできる?
- ポイントやマイルの有効期限は?
- ANA銀聯カードは発行できる?
3つ順番に見ていきましょう。
Q1.ANAカードの2枚持ちはできる?
A.できます。
ただしANAカードの中でも、国際ブランドや発行会社の組み合わせによっては発行できない場合もあるため、注意しましょう。
Q2.ポイントやマイルの有効期限は?
A.ポイントは2年、マイルは3年です。
できる限り長くマイルを貯めておきたい人は、「都度移行コース」に設定するとマイルを好きな時に移行できるため便利です。
Q3.ANA銀聯カードは発行できる?
A.発行できます。
中国の約650万店舗以上で利用できる、銀聯カード。中国のお店のほとんどは他の国際ブランドのカードが使えない傾向にあるため、中国に行く機会の多い人はANA銀聯カードを持っておくと安心です。
ANAカード(一般カード)以外のANA VISAカード4選
ANA Visa一般カード以外のANA VISAカードを4つ紹介します。
- ANA VISAワイドカード
- ANA VISAカード(学生用)
- ANA Visa Suicaカード
- ANA Visa nimocaカード
生活スタイルに合わせて適切なカードを選び、最大限に活用しましょう。
①ANA VISAワイドカード
ANA VISAワイドカードは、一般カードに比べて入会、継続、搭乗ボーナスマイルが貯まりやすくなります。入会時や継続時のボーナスマイルは2,000マイル、搭乗時は25%分貯まるのです。
さらに、旅行傷害保険の補償最高額も一般カードの5倍の5,000万円までアップします。その分年会費は高くなる点を頭に入れておきましょう。
ANA Visa一般カードの入会・継続時は1,000マイル、搭乗時は10%のボーナスマイルになっています。
②ANA VISAカード(学生用)
ANA Visa一般カードは学生では申し込みできませんが、ANAカードの中には学生用のカードも存在します。
在学期間中は年会費無料で、入会、継続、搭乗時には一般カードと同等のボーナスマイルを獲得できます。
卒業後は、自動的にANA Visa一般カードに切り替わります。
③ANA VISA Suicaカード
ANA Visa Suicaカードは、ANA Visa一般カードにSuica機能が加わったカード。基本的な機能や特典はANA Visa一般カードと変わりません。
Suicaを利用することでポイントを貯められたり、ポイントをマイルだけではなくSuicaにも移行できたりします。
ANAグループ便に加えてSuicaを利用している方におすすめです。
④ANA VISA nimocaカード
ANA Visa nimocaカードカードは、ANA Visa一般カードにnimoca機能が加わったカード。
西鉄電車、西鉄バスやnimoca交通事業者への乗車、nimoca加盟店での利用で、通常ポイントとは別でnimocaポイントを貯められます。
nimocaを普段から利用している人であれば、ANA Visa一般カードよりも効率的にマイルを貯められます。
ANAカード(一般カード)はANAグループ便をよく利用する人向け
ANAカード(一般カード)は、ANAマイルを効率よく貯められるため、ANAグループ便をよく利用する方におすすめです。入会、継続、搭乗時にボーナスマイルが獲得できるため、持っているだけでもマイルが貯まります。
また普段の買い物で利用でポイントも貯まり、お得なレートでマイルに交換可能です。ANAマイルをたくさん貯めて、フライトを楽しみましょう。
1年間は無料で利用できるので、使いながら自分に合うかどうか判断しましょう。