大学発行のクレジットカードvs学生向け人気クレジットカード｜両者のメリット大解剖
大学生向けのクレジットカードとして、大学が発行するカードとカード会社が発行するカードの2種類があります。この記事では、どちらが学生におすすめなのか、メリットとともに解説していきます。ぜひ、学生の方はカード選びの参考にしてください。
大学カードはメリット少なめ！学生向けのクレジットカードとメリット比較
一部の大学が独自発行する「大学カード」は、卒業生やその親族しか発行できない希少価値の高いクレジットカード。通常のクレカと同じように使えますが、付帯特典や保険などのスペックはかなり異なります。
結論から言うと、実は大学カードのメリットは決して多くはありません。もちろん記念として発行する価値は十分にありますが、豊富な特典やポイントの還元率の高さなどを重視するのであれば、カード会社が発行する学生専用のクレジットカードのほうが圧倒的にお得です。
大学が発行するクレジットカードのメリット
▲早稲田大学が発行する「早稲田カード」
前述の通り、大学カードとは、在学生や卒業生が発行できる各大学独自のクレジットカードのことです。そんな大学カードのメリットは大きく2つあります。
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利用金額の一部が大学への寄付金になる
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学食割引があるなど、大学独自の特典がある
1番のメリットは、カード利用金額の一部が、奨学寄附金として大学に還元されることです。例えば、学生時代に所属している(していた)部活動へ還元されたり、学業奨学金として役立てられたりします。
さらに、カードによっては大学独自の特典が付帯することも。例えば慶應カードでは「大学が発行する書籍が5％オフ」、早稲田カードでは「大隈タワー最上階の交友サロンを利用可能」などが挙げられます。
利用者にメリットがあるというよりは、その大学の支援の一環として発行するカードというイメージですね。
生協が発行するTuoカードは2022年2月末日で受付停止
大学独自で発行する大学カードに並び、大学生協組合員が発行していた「Tuoカード」という生協カードがありました。しかし、Tuoカードは2022年2月末日を以って、新規申し込みの受付が停止されています。
＼大学生協の店舗で最大1％還元／
カード会社が発行する学生向けクレジットカードのメリット
学生にはカード会社が学生向けに発行しているクレジットカードがおすすめです。学生向けカードの特徴としては、年齢制限があったり、学生限定であったり、申し込み条件に制限があることが多いです。
学生向けクレジットカードは、大学カードや一般的なクレジットカードと比べて非常に大きなメリットを受けられます。
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審査で年収が重視されない傾向にある
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年会費無料やポイント還元率アップなどの優待が充実している
具体的にどんなメリットを得られるのか、次で具体的に見ていきましょう。
大学生向けのおすすめクレジットカード5選
ここでは、大学生向けにおすすめの5枚のクレジットカードを紹介していきます。
- セゾンブルー・アメックスカード26歳まで年会費無料
- JALカードnavi｜マイルが貯まりやすい
- JCB CARD W｜スタバでポイント還元10倍
- 三井住友カード（NL）｜初めての人におすすめ
- リクルートカード｜基本還元率1.2％
それでは1枚ずつ、詳しく見ていきましょう。
①セゾンブルー・アメックスカード｜26歳まで年会費無料
セゾンブルーアメックスカードは、25歳以下であれば年会費無料で利用できるクレジットカードです。本来は年会費3,300円かかる分、お得な特典や保険サービスが付帯しています。
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ポイントの有効期限なし
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24歳以下の人は、海外での利用がポイント6倍
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国内・海外旅行保険が最高3,000万円補償
海外旅行や留学をする学生におすすめ
アメックスは旅行に関する特典に強い国際ブランドなため、セゾンブルー・アメックスカードも海外での利用がお得です。
海外によく訪れる学生で、年会費無料のクレジットカードを探している人はぜひセゾンブルー・アメックスカードをご検討ください。
②JALカードnavi｜マイルが貯まりやすい
JALカードnaviは、学生だけしか発行できないクレジットカードです。マイルを貯めたい学生には最もおすすめの1枚だと断言できます。
年会費無料で、日頃の買い物でJALカードnaviほどマイルが貯まるクレジットカードは珍しいからです。例えば、以下のようなマイルが貯まる特典が付帯しています。
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基本マイル還元率が1.0％と高還元
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JALの提携店舗では還元率2.0％
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入会後初の搭乗で1,000マイル獲得
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毎年初回搭乗で1,000マイル獲得
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搭乗ごとにフライトマイル＋10％のマイル獲得
一般的なクレジットカードの還元率は0.5％なため、JALカードnaviはかなり高還元なカードなのです。
貯めたマイルで飛行機代を節約したい学生におすすめ
JALカードnaviで貯めたマイルは、JALの飛行機代に充てることが可能です。在学中は有効期限がないので、マイルの失効を気にすることなく、使い続ければザクザクと貯まっていきます。
③JCB CARD W｜スタバでポイント還元10倍
JCB CARD Wは、18歳から39歳までが利用できるクレジットカードです。年会費無料ながら、基本還元率は1.0％とポイントが貯めやすい特徴があります。
そんなJCB CARD Wの最大の特徴は、加盟店の利用が非常にお得なことです。
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スターバックス（10倍）
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Amazon（4倍）
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セブンイレブン（3倍）
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ビックカメラ（3倍）
国内の利用が中心の学生におすすめ
JCB CARD Wは日本唯一の国際ブランドであるJCBが発行しています。そのため、ディズニーリゾートの宿泊や飲食に関する優待があるなど、国内で受けられるサービスが充実しています。
④三井住友カード（NL）｜初めての人におすすめ
三井住友カード（NL）は、初めてクレジットカードを持つ人におすすめの1枚です。三井住友が発行する銀行系のクレジットカードですし、カード券面に番号の記載がなく、安心して利用できます。
さらに、審査のスピードが早く、スマホ上で使えるデジタルカードであれば最短10秒で審査が完了し、カード番号が発行されます。
※即時発行ができない場合があります。
※ご入会には、ご連絡が可能な電話番号をご用意ください。
※スマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済で支払うことが条件です。
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
※商業施設内にある店舗などでは、一部ポイント付与の対象となりません。
※一定金額（原則1万円）を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※通常のポイントを含みます。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります
大学生協もおすすめするカード
三井住友カード（NL）は、大学生協も公式サイトでおすすめしているクレジットカードです。先述した安心性の高さだけでなく、大学生ならではの特典があります。
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大学生協店舗の利用で最大1%ポイント還元
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学生は対象のサブスクサービスやQRコード決済など、対象のサービスが最大ポイント10％還元
学生限定の対象サービスは、dアニメストアやHuluといった対象のサブスクサービスから、LINEMOやソフトバンクなどの対象の携帯代、LINE Payなど対象のQRコード決済まで、ポイント還元率アップ※になります。
三井住友カード（NL）はセキュリティを大事にする方、日頃使っているサービスでポイントがザクザク貯められる学生向きの1枚です。
※特典付与には条件・上限があります。詳細は三井住友カードのホームページをご確認ください。
⑤リクルートカード｜基本還元率1.2％
リクルートカードのポイント還元率は驚くほど高い1.2％です。普通のクレジットカードは還元率0.5％が多く、高くても1.0％です。
携帯代金や光熱費などの固定費をリクルートカード支払いにすれば、毎月効率的にポイントを貯められます。
学生でも発行しやすいカード
学生がリクルートカードを使う場合、上限10万円と低めに設定されています。学生でも30万円まで上げられる他のクレジットカードもありますが、リクルートカードの場合は増額できません。
ただ、利用限度額が低い分、カード会社からすれば未払いのリスクが小さくなります。そのため、学生でも発行しやすいクレジットカードと言われています。
大学が独自に発行しているクレジットカード一覧
ここまで、カード会社が発行する学生向けのクレジットカードがよりお得と説明してきました。ただ、自身が通っている大学はどんなカードを発行しているんだろう？」と気になる学生の方もいるはず。
- 国立大学
- 私立大学
そのため、ここでは国立大学と私立大学に分けて、合計10枚の大学カードを紹介していきます。
国立大学
以下5つの国立大学が発行するクレジットカードを紹介します。
- 東京大学
- 京都大学
- 大阪大学
- 名古屋大学
- 北海道大学
それぞれ順番に見ていきましょう。
①東京大学
東京大学の赤門カードと呼ばれるクレジットカードは、運動部の卒業生向けに発行されています。赤門カードを利用した金額の一部が、カード会員が過去に所属していた運動部に還元されるためです。
②京都大学
京都大学カードは、18歳以上（学生を除く）なら京都大学を卒業していなくても発行できるクレジットカードです。カード利用額の一部が、京都大学の在学生や研究に使われます。
また、飲食店やホテルでサービスを受けられるような京都大学カードならではの特典も付帯しています。京都大学が好きな方はぜひ検討してみてください。
③大阪大学
大阪カードは、大阪大学と大阪外国語大学の卒業生や教職員などが作成可能です。他の大学カードと同様に、利用額の一部が研究や学生支援のために大阪大学に還元されます。
また、大阪大学カードには、EXPOCITY内での買い物が割引される特典があります。そのため、大阪大学の近くに住んでいる人におすすめのカードです。
④名古屋大学
名古屋大学カードは在学中は申し込みができず、卒業生や教職員が発行できます。名古屋大学カードにはゴールドカードとプラチナカードがあり、ゴールドカードは年会費無料です。
国内主要空港ラウンジを無料で使えたり、国内・海外旅行保険の補償額が最高3,000万円であったり、特典も豪華。年会費なしでゴールドカードを持ちたい人向けのカードです。
⑤北海道大学
北海道大学もまた在学中は持てず、卒業生や教職員、在学生の父母が所有できるクレジットカードです。最高2,000万円の海外旅行保険が付帯しているだけでなく、北海道大学の図書館や植物館に無料で入場できます。
北海道大学を応援したい人、特典に魅力を感じる人は北海道大学カードをご検討ください。
私立大学
ここからは、東京にある私立大学の大学カード5枚を紹介します。
- 慶應大学
- 早稲田大学
- 明治大学
- 青山学院大学
- 日本大学
それでは、5枚の大学カードの詳細を確認していきましょう。
①慶應大学
慶應大学が発行する慶應JCBカードは、学生カードだけでなく、一般・グランデ・ゴールドと3種類のクレジットカードがあります。
慶應JCBカードの特徴は、野球やラグビーなどで盛り上がる早慶戦に抽選に当たれば、招待してもらえることです。慶應大学に卒業しても関わりたい人は、ぜひ発行してみてください。
②早稲田大学
早稲田大学が発行する早稲田カードStudentsは、在学生向けのクレジットカードです。卒業生になれば早稲田カードAlumniに切り替わりますが、どちらも年会費無料で利用できます。
海外旅行保険も最高2,000万円まで付帯しており、書籍や社会人講座受講料の割引などの特典も受けられます。
③明治大学
明治大学は在学生も卒業生も使えるクレジットカードです。明治大学カードの特徴は、レストランやレジャー、ホテルで使える優待が豊富にあることです。
学内レストランを含む約700もの施設で割引が適用されます。
④青山学院大学
AOYAMA GAKUIN CARDは、青山学院大学の在学生も卒業生も発行できます。AOYAMA GAKUIN CARDの最大の特徴は、海外旅行保険が充実していることです。
年会費無料ながら最高2,500万円補償の海外旅行保険が適用されるクレジットカードは珍しいためです。安心して海外旅行をしたい人におすすめします。
⑤日本大学
学生数が国内No.1の日本大学が発行するのは、日大iクラブカードです。日大iクラブの会員証と一体化することが可能なので、会員の方は特におすすめです。
また、Appleの学割よりも安くMacを購入できたり、優待店での割引があったり、独特な特典も付帯しています。
大学生にはカード会社が発行するクレジットカードがおすすめ！
これまでカード会社が発行するクレジットカードと大学が発行する大学カードを紹介していきました。やはり、カードの維持費がかからず、より特典が充実しているのはカード会社が発行するクレジットカードです。
なかでも、学生専用や若者向けに発行されているカードは、年齢制限のない一般的なカードよりも非常にお得です。学生の方は、若者向けのクレジットカードを発行しましょう！
実際、私自身も大学1年生の頃、通っていた大学のカードを作った記憶があります…！